どうもこんにちは~(^o^)丿
前回のブログで暑いと言っておりましたが、
今週は・・・
なんさん寒い!!((;゚Д゚)) ガクガクブルブル
※「なんさん」とは熊本弁で「とても」「とにかく」「とりあえず」
などの意味で使われます(゜_゜>)スチャッ
さて、今週は前回の内容に引き続き
「界面活性剤」について書いていきます。
界面活性剤とは
防腐剤と同じくらい、配合を懸念されるのが界面活性剤です。
では、界面活性剤とは一体なんなのでしょうか。
そして、どういったときに必要となるのでしょうか。

■界面活性剤について
界面活性剤を簡単に説明すると、
〝本来なら混ざり合わない物資を、混ぜる〟
ものです。
分かりやすいもので言うと、水と油ですね。
では、界面活性剤はどんなものに必要とされるのでしょうか。
界面活性剤の持つ特徴から見ていきましょう。
【乳化・分散】
混ざり合わないものを混ぜる働きです。
化粧品でいうと乳液に使用されていることが多いです。
【保潤・浸透】
例えば葉っぱに水をふきかけると、水玉になり、水分は広がりませんが、
界面活性剤を入れることで、水の表面張力が弱まり全体に広げることができます。
この働きを活かして、農薬や塗料などにも使用されます。
【洗浄】
汚れた食器を、界面活性剤を溶かした水に入れると、
界面活性剤は食器と油汚れとの間に入り込み、油汚れを浮かせます。
浮いた油汚れは水中でその表面を界面活性剤で覆われてしまうため、
再び食器に付着することが出来なくなり、食器はきれいな状態に保たれ、洗浄されます。
これが界面活性剤の洗浄作用です。
シャンプーなどにも同様のことが言えます。
その他にも、柔軟性を与えたり、滑りを良くしたり、
帯電防止・防錆・殺菌、染め物の
〝染めムラ〟・色落ちを防ぐなどの働きもあります。
このように、界面活性剤は私たちの便利な生活に多く関わっています。
■界面活性剤の種類
界面活性剤と一言で言っても、その種類はさまざまです。
一番身近な界面活性剤は石けんですね。
石けんは〝天然の界面活性剤〟と言われていますが
〝人がつくりだしたもの〟
と考えると「天然」とは少し違ってくるのかもしれません。
成分表示のルールを交えながら、合成成分について案内してきました。
さまざまな技術が進歩していても、それが肌に合わなければ、
使えないし、天然成分にこだわっていても、
天然だから肌に合うというわけでもありません。
どの化粧品メーカーもそうですが、
わざと皮膚刺激などを引き起こさせる商品をつくることはありません。
大切なのは、合成成分を使っている使っていないかではなく、
販売している側が、正しい情報をきちんと伝え、それによって、
使い手が正しい情報を元に本当に肌に合ったものを選べているか、
のような気がします。
